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公開日:2014年8月29日
最終更新日:2016年7月25日

fusegi

大増税時代へのカウントダウンが始まりました。

でも焦っていたずらに節税策を実行すればいいというものではありません。

今月はその一例として、「養子」に関する取扱いを見ていきましょう。

暦の上では秋と言いながらも、ほんとうに暑い日が続きます。

みなさま、体調を崩されたりはしていらっしゃいませんか?

猛暑と言えども、無料法律税務相談所は相変わらず多くの方々に御利用頂いております。

地下鉄の駅から地上に出ることなく事務所へ到着致しますので、皆様もぜひお越し下さい。

さて相続税増税まで残すところ3か月余り。

今からでも出来ることはないか、何か手っ取り早く節税できないかと『養子』を検討なさる方がいらっしゃいます。

しかし焦りは禁物。メリット・デメリットを確認しながら、養子の制度が相続税を考える上で本当に役立つものかを見ていきましょう。

 

養子にはどんな効果があるの?

 

「伏木さん、初めまして。やっとお伺いできました。」

今月登場のTさんは現役世代。

毎月ゴールデンライフをご愛読頂いていらっしゃいます。

無料法律税務相談所は毎週月曜日に開催しておりますので、今日は夏休みを利用してお越し頂きました。

「さっそくだけど伏木さん、最近は雑誌や新聞で相続税の増税の話題ばっかりだよね。我が家も税法が変わらなければ関係無かったのに、基礎控除が40%カットされることによって相続税の対象になりそうです(苦笑)。」

「ええ、課税対象者が現在の1.5倍から2倍に増える、とまで言われていますからね。」

「はい。そんな中、『養子』が相続税対策にいい、と小耳に挟んだもので、果たして実際にそうなのかお聞きしたくやってきました。」

「はい分かりました。養子縁組が相続税対策に繋がるかどうかですが、税金を計算する上では、様々な項目でその節税効果は出てきます。

主なものとして、

①基礎控除の増加
②「控除額」の活用
③税率構造における低税率の採用
④未成年者控除や障害者控除

と言ったことが挙げられます。」

「お、いっぱいありますね。順に教えて下さい。」

「はい。まず①ですが、これは一般に良く言われている効果ですよね。

改正後の基礎控除の計算式は【3.000万円+600万円×法定相続人の数】ですが、この法定相続人の数のカウントが1つ増えます。

②については、相続税の計算上、相続税率のパーセンテージを乗じた後に、一定の【控除額】を差し引くのですが、この控除額が養子の数だけ増えます。

自ずと相続税額は少なくなりますね。」 (税率表の抜粋)

法定相続分に応ずる各人の取得金額 税率 控除額
1.000万円超 3.000万円以下 15% 50万円
3.000万円超 5.000万円以下 20% 200万円
5.000万円超 1億円以下 30% 700万円

「そうですよね~。これだけでもかなり節税されていますよね。」

「これだけではありません。

③について、日本の相続税の税率表は財産が多ければ多いほど、税率も高くなっていく累進税率です。遺産全体を相続人の数で割って税率表に当てはめますので、養子縁組をすることにより、30%ラインが20%ラインに、20%ラインが15%ラインに、となることもあり得ます。

また養子となった方が要件を満たす場合には、④のような税額控除も当然のように受けることができます。」

「おお~、効果絶大ですね!これは本気で検討する余地ありですよ!」

 

デメリットに注意

 

「でもTさん、注意すべきこともございます。

まず相続人の数としてカウントできる養子の数に制限がありますので、無限に基礎控除を増加させる、なんてことはできません。

それより最も配慮したいことは、争続を防げるかどうかです。」

「良いこと聞いた、と浮かれ始めていたのですが、やっぱりそんなにおいしい話は無いのね。

争続か・・・、確かに私は3人兄弟ですが、私の女房や子どもが急に親父の養子になったりすると、他の兄弟はだまってないですよね。」

「ええ、Tさんやご兄弟と全く同じ法定相続分を有することになりますからね。

単に相続税が安くなるから、という理由だけで養子縁組を行うと、お金には代えることができない大切なものを失うことになります。」

「そうですよね。」

「さらに踏み込んで考えます。

争続の状態で申告期限を迎えてしまうと、相続税の各種優遇税制が適用できませんので、余計な税金を国へ支払う必要が生じます。

養子なんて検討しなきゃよかった、という事態を招いてしまっては本末転倒です。

養子は手軽に出来て、目先のメリットも見え易いですが、いちど全体を見渡して本来やるべきことは何か、その対策を実行するとどうなるのか、などを検討なさるのが先だと思います。」

「そうですね、安易に飛びつくところでした。

家族会議をして、必要な相続対策は何なのかを冷静に考えてきます。

またお話を聞かせて下さい。」

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ワンパック相続・相続専門チーム
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