遺産相続手続き代行なら遺産相続専門税理士チームが作った印鑑証明書だけの簡単手続き、新宿総合会計事務所の「ワンパック相続」。相続税申告書作成だけではなく司法書士報酬も含んだ費用設定。金融機関、自動車や公共料金、生損保の名義変更から社会保険までワンパックでご対応。新宿駅から徒歩10分。
お気軽にお問い合わせください。
0120-386-189
平日/9:00~19:00受付
土日/9:00~17:00受付
公開日:2014年6月25日
最終更新日:2016年7月25日

fusegi

自宅を売却した場合には、税法上、様々な優遇税制が手当てされています。

その中でも使い勝手が良く、売却益が出る場合にはまず検討すべき特例を見てみましょう。

現役世代にもゴールデンライフ!

「初めまして、伏木さん。いつも楽しく読ませて頂いております。」

今月ご登場のTさん、毎月ゴールデンライフが配布されている地域包括センターの職員で、記事をご覧になって相談所にいらっしゃいました。

「毎月ゴールデンライフを情報源として、利用者様といろいろなお話をしています。いま知りたい情報がタイムリーに掲載されていて、利用者様に大好評ですよ。

読み続けていくうちに、利用者様のようなシニア世代だけの雑誌かと思い込んでいましたが、決してそんなことはなく、私のような現役世代にも関わりが深い記事が多いのですね。

周りのスタッフたちも忙しい中で目を通しますので、ポイントが整理されていて重宝しています。」

「ええ、そうですね。私も自分の親に対してどんなことが起こるのか、どんな準備をすべきなのか、といった観点で毎月熟読しています。」

「それで伏木さん、昔の記事のことで恐縮ですが、少し気になったことがあったので教えて下さい。自宅を売った場合の売却益についてです。」

居住用財産の3,000万円特別控除

「マイホームを売ったときの3,000万円特別控除(Vol.24)ですね。」

「はい、それです。この記事を読むと、売却益から特別控除として3,000万円が控除できるとありまして、これが適用できるならすぐにでも売りたいなと思っています。ところが私の場合に、素直に当てはめてもいいものかどうか迷ってしまったのです・・・。」

「よろしければ、お話頂けますか?」

「はい。私は大阪生まれでして、この春まで家族を大阪に残し、東京で単身赴任していました。

ちょうど子どもが関東の大学へ入学しましたので、これを機会に東京で自宅を購入し、家族を呼び寄せたのです。

大阪の元自宅は売るつもりですが、アベノハルカスからそう遠くない場所にあるので、売却益が出るだろうと地元の不動産屋さんから言われました。

売却代金をこっちの購入代金に充てるつもりなので、税金がかからないためにも、この3,000万円特別控除をなんとか使いたいんです!いかがでしょう?」

「はい、結論として、使えます。」

「使える!あ~良かった~。」

「Tさんのように転勤のため家族を遺して単身赴任をした場合、それまで居住していた家屋が3,000万円特別控除の適用できる家屋に該当するのかどうかが気になりますが、転勤という事情が解消したときに大阪に戻って生活するということであるのならば、適用を受けるための家屋に該当します。

ただし、東京のご自宅を今年購入されたので、平成29年の年末までに大阪の元ご自宅を売る必要があります。」

「あ~、そうなんだ、良かった(ホッ)。通常と状況が違うから、その時点でダメなのかと思ってしまいました。」

「そんなことないですよ。他にも、元自宅が空家になっていたり、自宅を取壊して敷地だけを売ったり、家屋と敷地の名義が異なっていたり、といったケースも一定の要件はございますが特例を受けることができます。」

住宅ローン控除との併用はできません!

「自分で判断せずに、まずは相談してみることですね。伏木さんにお聞きして良かったです。これで東京の自宅では住宅ローン控除を使って毎年税金が戻ってきますから、優遇税制を漏れなく活用して節税できることになりますよね。」

「あ!Tさん、それはできないのですよ。3,000万円特別控除と住宅ローン控除を併用して適用することができません。」

「え・・・そうなんですか。」

「はい、残念ながら。売却資金を基に購入する、というタイミングが一緒になりがちなので、ダブル適用したくなるのですが、そこまでを税法は許していません。

今年(H26)に東京のご自宅を購入されていますので、東京で住宅ローン控除を受けつつ、大阪の元ご自宅で3,000万円特別控除を受けるためには、H29になってから大阪を売る必要があります。

でも資金繰りや売り時などを考えると、現実的では無いですよね・・・。

よって3,000万円特別控除で負担の無くなる譲渡税の税額と、住宅ローン控除の10年間で享受できる所得税・住民税の税額とを比較して、有利判定をして選択することになるのではないでしょうか。」

「そんなに甘くないってことですね。すっかりダブルで適用を受けるつもりになっていました。

お聞きしておいて良かったです。

あ、そうだ、伏木さん。うちの利用者様も税金への関心が非常に高いのですが、今日みたいな感じで勉強会を開いて頂くことって可能ですか?」

「ええ、いいですよ。何なりとご希望のテーマをお知らせ下さい。」

「助かります。税金は分かっているつもりにならずに、一度専門の方に相談すべきですね。これからもいろいろ教えて下さい。」

この記事のキーワード

smh_top_1

この記事の著者

ワンパック相続・相続専門チーム
記事一覧

著者一覧