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公開日:2014年3月3日
最終更新日:2016年7月25日

fusegi

確定申告の時期がやってきました。

ここ最近採り上げることの多い『信託』。

信託を用いた場合の確定申告では、独特の取扱いが成されます。

早いものでまた確定申告の時期がやって参りました。無料法律税務相談所にも、時節柄、所得税についてのご相談が増えております。

今回ご紹介するご相談者も、確定申告のご質問があったようですが、ひょんなことから、最近採り上げることの多い「信託」について話題が飛びまして・・・。

面倒な所得税申告

「あ、伏木さんですね、初めまして。今日はいろいろ教えて下さい。」

「Sさんですね。初めまして。こちらこそよろしくお願いします。」

「さっそくですが、私はアパートを持っているので、毎年自分で申告書を作っていたのですが、そろそろ自分で全部作るのが大変になってきましてね・・・。ゴールデンライフを読んだら無料相談をやっているとあったので、思い切ってお伺いしてみました。こういうのって、なんか、緊張しますね。」

「Sさん、そんな。どうぞリラックスなさって下さい。」

昨年の確定申告書を拝見すると、Sさんは60歳代後半。

確かに確定申告書の作成は年間の帳簿から必要な数字を抜き出し、経費になる領収書を集めて所得税を計算する作業ですので、Sさんご自身で作成するには煩雑なことは容易に想像できます。

Sさんの申告のポイントや、経費となる領収書のまとめ、適用が可能な特例をお伝えしご納得頂きました。

「いやー、ありがとうございました。所得税もこんなに違うんですね。助かりました。今年までは自分で頑張ってみるけど、来年はもう無理だな。伏木さん、その時は頼むね。」

「ええ、いつでもお声かけ下さい。」

「ところでね、伏木さん。ここのところ話題になっている、信託について聞きたいんだけど・・・」

信託では誰が所得税の申告をするの?

「伏木さんが少し前の号で、アパートを信託する(Vol.37)っていう記事を書いていらして、あれを読んで正に私のことだって思ったんです。息子に贈与はしたいんだけれど、財産は引き続き私が管理して目を光らせていたいのが親心。だから真剣に、この仕組みを使ってみようかなって思っていたのです。でも・・・伏木さん。何か違和感が・・・。」

「もしかして、確定申告ですか?」

「伏木さん、そうそう!以前の信託の記事であったように、アパートを信託で預ける財産とした場合に、その家賃収入の確定申告は誰がしなければいけないのかが分からなかったのです。信託でいうアパートの所有者と、税金を計算する上での所有者はイコールなの?って。」

「そうですね、Sさん。ちょっとややこしいですよね。それではアパートを例にして、話を整理してみましょうか。信託にはアパートを『預ける人』、アパートを『預かる人』、アパートの家賃を『もらう人』の3者が登場します。」

「私の思いを実現するためには、預ける人:私、預かる人:私、もらう人(受益者):息子、となるんですよね。」

「はい、おっしゃる通りです。まずはこの信託を組んだ段階で、息子さんに贈与税が課税されます。」

「そうなんですよね。まあアパートをあげるつもりだから、贈与税がかかるのは理解できます。」

「信託法上では預かる人が所有者とイコールになり、その所有者がアパートの修繕や管理や売却などを自由に行うことができます。さあそれでは、家賃収入に係る毎年の確定申告はどなたがしなければならないでしょうか?答えは息子さんなんですね。」

「あ~、息子になるんですか!独特だな・・・。」

所得税法第13条第1項

受益者はその信託の信託財産に属する資産及び負債を有するものとみなし、かつ、その信託財産に帰せられる収益及び費用はその受益者の収益及び費用とみなす。

 

「ええ。税法上では、もらう人(受益者)を真の所有者とみなして所得税が課税されます。アパートがもし事業用の建物であれば、消費税は息子さんが負担しますし、固定資産税もSさん宛てに届きますが、負担は息子さんです。」

「なるほど・・・。息子にとっては所得税を損している訳では無いし、先ほど言った私の親心は満たされる訳だから、ぜひ取り入れてみようかな。これは伏木さんにお願いできるの?」

「ええ、お任せ下さい。信託の仕組みは非常に強力なので、実行する前に十分検討する必要があります。いちど息子さんも交えてお話しませんか?」

「そうですね、話してみます。いや~、今日はすっきりしました。またいろいろ教えて下さい。」

「Go!den Life」(ゴールデンライフ)2014年3月vol.42より

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ワンパック相続・相続専門チーム
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