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公開日:2014年2月14日
最終更新日:2016年7月25日

fusegi

昨年の10月・11月号で採り上げた『信託』の仕組み。

その後も予想以上の反響を頂戴しました。奥深い信託について、さらに今月は実務上よくあるケースを見て行きましょう。

お屠蘇気分もどこへやら、おかげさまで無料法律税務相談所は新年から多くの御予約を頂戴しております。その中で昨年採り上げた「信託」についての御質問が多いこと、多いこと・・・。

それだけ高齢化社会において求められている手法なのでしょうね。

さて今月はクライアントでもありますTさん。Tさんも「信託」について興味津々です。

心託さん

「はい、伏木さん。今年初めてだね。今年もどうぞよろしく。」

「こちらこそ、Tさん。」

Tさんは私より少し年齢が上ですが、ほぼ同世代ということもあり、話が弾みます。

「実は正月休みに、久々なんだけど実家に帰ってね。いや~親父が歳取っちゃったのよ、ほんと。まだ俺の名前とか、記憶とかは辛うじてしっかりしているけど、ほんと辛うじてって感じ。」

「それはまた心配ですね。介護も相続と一緒で、ご本人以外にご家族の協力を得て始めてひとつの形になりますから、お父様がお元気なうちにいろいろと対策を取られた方がいいですよね。あれ?確かTさんのお父様って、かなりの大地主さんでしたよね?相続対策の方はもうお済です?」

「痛いところ突いてくるね。うちは親父が、目の黒いうちは何も触らせん!という主義で、はっきり言って何もしてないよ。それでね、伏木さんの事務所から送られてきたこの『心託(しんたく)さん®』のリーフレットを何気なく見ていたら、まさに親父みたいな例が載っているでしょ!年が明けたらすぐに話を聞きに行こうと思っていたんだ。さっそく聞かせてよ。」

「そうですか、ありがとうございます。」

認知症になると節税はムリ?!

「まずさ、伏木さん。もともと俺があまり心配してなかったのは、もし親父に判断能力が無くなってしまって、契約のこととか、いろいろややこしい手続きをしなければならなくなったときって、代理人とかを立てて、その人にやってもらえばいいんじゃないの?だから別に何も準備は要らないのかな~って気楽に考えていたんだ。」

「ええ、Tさん。大ざっぱに言うと間違いでは無いんですけど、いわゆる成年後見人制度を使ってお父様の代わりに手続きを行うとなると、お父様の財産をとにかく『守る』ための手続きしか出来ません。」

「守る・・・?」

「はい、現行の後見人制度は、お父様の財産の保全と管理を目的としています。よって積極的な資産運用は出来ませんし、後見人は裁判所に財産の報告をする必要がある等、非常に窮屈な制度なのです。」

「ええ!そんなに大変なの?裁判所とやりとりなんて無理だよね・・・。じゃあさ、この信託の仕組みを使った『心託さん®』だと、そのへんが解消されるわけ?」

「はい、そうなんですよ。後見人制度は実務上使いづらい制度ゆえ、これに代わる何かを探していたのですが、行き着いたのが信託です。信託契約によってTさんがお父様の財産を預かることにより、積極的な資産運用が可能となります。例えば、相続税対策のためアパートを建てる、そのアパートに必要な設備を購入する、修繕をする、アパートを売却する、などがTさんお一人の判断で出来てしまいます。信託契約を結んだ後であれば、お父様に判断能力が無くなってしまっても、相続税対策をTさんが実行することが出来るのですよ。」

信託には遺言効果も

「すごいじゃないですか!しかも自由度が高そうだね。」

「はい、Tさんのおっしゃるとおりに、誰がどんな財産をどのように運用するか等、信託契約ごとに自由に設計出来ます。また信託された財産の行先も指定出来ますので、遺言書と全く同じ効果を持たせることも出来るんですよ。」

「そうなんだ。親の認知の問題を抱えていても、相続対策についてオーダーメイドで対応してくれるっていう訳ね。これは知らなかったなー。やっぱり認知症になってしまったら節税などはもうムリだ、と思い込んでいたもんね。事前に準備すればそれも大丈夫なんだ。」

「ええ、信託の仕組みは、実際に相続税対策をするための下ごしらえ、と言えますね。信託で必ず節税になるとは限りませんが、下ごしらえをしておかないと、そもそも対策が取れませんから。」

「うん、うん、大事だよね。でも、信託ってまだみんなあまり知らないんじゃない?」

「今はそうかも知れませんが、これから信託がごく普通に使われるようになると思います。Tさんもお父様やご兄弟とよくお話をなさって、分からないことがあればいつでもお声掛け下さいね。」

「Go!den Life」(ゴールデンライフ)2014年2月vol.41より

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ワンパック相続・相続専門チーム
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