遺産相続手続き代行なら遺産相続専門税理士チームが作った印鑑証明書だけの簡単手続き、新宿総合会計事務所の「ワンパック相続」。相続税申告書作成だけではなく司法書士報酬も含んだ費用設定。金融機関、自動車や公共料金、生損保の名義変更から社会保険までワンパックでご対応。新宿駅から徒歩10分。
お気軽にお問い合わせください。
0120-386-189
平日/9:00~19:00受付
土曜/9:00~17:00受付
公開日:2013年12月27日
最終更新日:2016年7月25日

fusegi

平成26年1月より、相続税の取扱いがいくつか変わります。

その中から今月は「二世帯住宅」を採り上げてみましょう。

 小規模宅地等の減額

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。

平成26年最初のテーマは、またしても「小規模宅地等の減額」制度。度々登場するこの制度、相続実務では非常に重要な制度であり、慎重に適用が検討されます。優遇される金額が大きい反面、条件が多岐に渡っているため、この制度をいかに使いこなすかが税理士の腕の見せ所なのです。

さて、今月はその小規模宅地等の減額制度の中から、二世帯住宅が建っている土地の取扱いをみてみましょう。

従来の取扱い

「こんにちは、伏木さん。ワンパック相続ではお世話になりました。伏木さんが印鑑証明書だけでいいって言うからほんとかな?と思っていたけど、ほんとでしたね。税務署以外にも、銀行などの細かい手続きもまとめて対応してもらって、ほんと大助かりでした。」

今月お越し頂いたHさんは、ワンパック相続の作業が完了したばかり。やりとりをする中で、実家の二世帯住宅が相続税を計算する際に不利になるかも、とお悩みでしたので、改めてこの無料相談所にお呼びしたのです。

「さっそくだけど伏木さん、二世帯住宅は土地の優遇制度があまり使えない、と新聞に書いてあってさ。建物の造りで変わってくると書いてあったんだけど、うちの場合はどうなんだろうと思って。」

「ええ、二世帯住宅と土地の優遇制度は、少しややこしい関係です。いや、もう過去形ですね。ややこしい関係でした。平成26年1月1日より、取扱いが変わったんですよ。」

「それはいい方向で変わったの?」

「そうですね。納税者にとって有利となる改正が入りました。二世帯住宅の土地が、小規模宅地等の減額制度でいう居住していた土地とみなされるためには、お亡くなりになった方とその親族が、『同居』していたと認められなければなりません。以前は、住宅内部で互いに行き来ができない構造の場合には『同居』とならず、子ども世帯が住む部分ではこの特例が原則適用できませんでした。よって、この制度を受けるがために、無理に内階段を作ったり、渡り廊下を通したりと不毛な相続税対策も行われていたのです。」

「すさまじいというか、涙ぐましいと言うか・・・。これからはその必要が無くなるんだね?」

「はい。」

平成26年1月1日からは

「今回の改正で、内部で行き来ができない構造であっても『同居』とみなされ、その二世帯住宅の建つ土地全てが小規模宅地等の減額制度の対象となる土地となりました。」

「ああ、それは一安心だね。」

「しかし!Hさん、ひとつ注意点がございます。建物の登記です。」

「建物の登記?うちは全て父のものだったな。」

「そうですか、それなら大丈夫ですが、例えば、1階を父・2階を子、という区分所有登記の場合、改正前と同様に『同居』として認められないんですよ。」

「ええ?何で?違いは登記だけなんでしょ?」

「はい、Hさん、そうなんです。でもね、これは所有権を分けて別々に住んでいるということは、同じ分譲マンションの別々の部屋に住んでいること(例えば20階建のマンションの10階に親が住み、15階に子が住むような状態)と何ら変わりがないでしょ、と考えられ、二世帯住宅の概念に収まらないと見られています。建築資金を親子で負担した場合には、これに該当しないよう、共有の登記を検討すべきですね。」

「うわ~、微妙ですね。状態は同じだけど、登記の仕方で税金がすごく変わっちゃうなんて。たまたまうちは大丈夫だったけど、今日聞いてなくて該当していたらショックだろうな。」

「ええ、Hさん。税金の世界は知っているか知らないかで大違いですからね。気になることがあれば、どんどん聞いて下さいよ。今年も毎週月曜日は無料法律税務相談所の日。またお待ちしますね。」

「はい伏木さん、今年もよろしくね。」

「Go!den Life」(ゴールデンライフ)2014年1月vol.40より

smh_top_1

この記事の著者

ワンパック相続・相続専門チーム
記事一覧

著者一覧