遺産相続手続き代行なら遺産相続専門税理士チームが作った印鑑証明書だけの簡単手続き、新宿総合会計事務所の「ワンパック相続」。相続税申告書作成だけではなく司法書士報酬も含んだ費用設定。金融機関、自動車や公共料金、生損保の名義変更から社会保険までワンパックでご対応。新宿駅から徒歩10分。
お気軽にお問い合わせください。
0120-386-189
平日/9:00~19:00受付
土日/9:00~17:00受付
公開日:2014年2月3日
最終更新日:2016年7月25日

blog_23_top

義理の親の介護が遺産争いの火種に

 

介護を要する親とその息子夫婦が同居し、その息子が働いている場合、実際にはお嫁さんが義理の親の介護をすることになるかと思います。

相続対策は①分割②納税③節税の順で重要ですが、その分割において、お嫁さんが介護をしたことが遺産争いの火種になることがありますので、事前の準備や心のケアが必要になります。

遺産分割の話合いの当事者となるのは相続人だけです。

お嫁さんはこの話合いに加われないにも関わらず、介護を担ってきた為、その思いを伝えようと夫を通して遺産分割に意見しがちです。

介護を担ってきた方の精神的、肉体的な負担は、他の相続人には分かりにくいものです。

また、親の所有する不動産に同居している息子やそのお嫁さんは、家賃や住宅ローンの負担が無いという点で経済的に得をしていると他の相続人から思われています。

お互いの思いを遺産分割のときに『口に出してしまう』と感情的な争いになります。

争いの原因が感情的な部分ですと、まとまる話もまとまらなくなり、弁護士が入ったにもかかわらず長期にわたって分割が進まないという、誰も望まない事態になってしまいます。

どこかで聞いた寄与分という法律用語を使って、お嫁さんの夫が遺産分割の話合いを優位に進めようとすることがありますが、お勧めできません。

相続人でないお嫁さんは寄与分を直接主張できませんし、その夫が主張しても他の相続人からは『お嫁さんの指示で動いている』という目で見られてしまいます。

親の生前にお嫁さんを養子縁組したり、保険金の受取人をお嫁さんにしたりすれば直接財産を遺せますが、これらを他の相続人に黙って進めるのは、相続後にそれを知った相続人から快く思われませんし、お嫁さんも後ろめたさを感じると思います。

冷たい感じのする法律や契約で対処するのではなく、親の暖かい思いを中心に対処することをお勧めします。

お嫁さんの介護の労に報いるのに最適なのは、やはり『遺言書』です。

遺言書も法律行為ですが、同時に附言事項として想いを伝える事が出来るからです。

お嫁さんの介護の労をねぎらう言葉と、他の相続人に事情を理解して欲しい旨を遺言書に書きつづると同時に、生前その思いを親の口から他の相続人に伝えておくことで、遺産分割という山場を乗り越え、その後の長い親戚付き合いが平穏に進められるのではないでしょうか。

最後に、手軽に作れる自筆証書遺言が法律的に有効となる為の、4つの要件で本稿を締めくくります。

① 全文を遺言者が手書きする
②日付を書く
③遺言者が署名する
④印鑑を押す

 

(高齢者住宅新聞 2014年1月29日第288号より)

smh_top_1

この記事の著者

ワンパック相続・相続専門チーム
記事一覧

著者一覧